わたしが小学生の時に、傘を持ってふざけて振り回していたんです。すると、手が滑って、傘が飛んでいってしまったんです。
その先には、数名の女子の姿があったんです。
すぐに、あ!ヤバい!
と感じて、
心の中では、どうしよう?
怒られるなあ、いや、それどころじゃない、大変なことになるかも!?
大惨事か!
はたまた、もう人生終わったかも・・・という考えが巡っていました。
何気なしに傘を振り回してた
放課後だったと思いますが、友達と喋ってて、手に傘を持っていたんです。そして、その傘を何気なしに振り回していたんです。
意味はありません。その日は雨が降っていたので、傘を持っていたんです。
わたしは内向的なので、ほとんど友達が喋ってるのをそばで聞いてるだけでした。
だから、余計手持ちぶさただったのかもしれません。
誰かが喋ってるのを、手に持っている傘を回しながら聞いていたんです。
そしたら、いきなり傘が手からなくなったんです。
まさか飛んでいくなんて・・・
今まで手にあった傘がない!
そう、振り回していた傘が手から滑って、飛んでいってしまったんです。
雨で濡れて滑りやすかったのか、退屈で集中力が薄れていたのか、いずれにせよ、今まで手に持っていた傘がないんです。
その場に落としたとかならいいんですが、なんせ振り回していたものですから、勢いがついていて、飛んでいってしまったんですね。
すぐに、これはやばい状況だぞというのは、わかりました。というのも、
飛んでいった傘の方向には、なんと数名の女子がいて、先生と話をしているではありませんか。
視線の先を見て青ざめる
傘が手から飛んでなくなった瞬間に一度、まずいと思いました。そして、傘が飛んだ方向を見て、よりヤバいとなって、もうその場から逃げ出したかったんです。
先生もいるし、確実に女の子に傘が当たる!どうしよう!
怒られるだけじゃすまないなと、半べそ状態でした。
怪我でもさせたら、それも大怪我なんてことになったらどうしたらいいんだろう?
もう人生が終わりなのか?
『誰か助けて!お願い!傘が当たらないで!』
心の中で、そう願っていたんです。
傘の行方は・・・
その願いもむなしく・・・。
いや、なんと奇跡的に人には当たらず、誰も怪我もしなかったんです。
おまけに先生にも、女子たちにも全く気づかれずに傘は方向を変えてくれた?ようなんです。
わたしは、助かったと思い、一目散に飛んでいった傘を回収しに行きました。
本当に奇跡が起こったんです。
あの状況では、少なくとも怪我をしなくても、確実に女の子には当たる方向だったんです。
それが、誰一人被害が出ることもなく、誰にも気づかれることなく、絶対傘が当たるであろうと思った女の子のそばに、傘があったという、一瞬時が止まったかのような感じでした。
今思い出しても、不思議というか、願いが通じたというか、誰かが助けてくれたのかもしれない、いや、きっとそうだと思っています。
ありがとうございました。
まとめ
- 振り回していた傘
- 飛んでいった傘
- その先には人が
- 奇跡が起こった!?
あの時は、本当にびっくりしました。もうダメだと思いました。
絶対に女の子に傘が当たってしまうと思いました。
大事になってしまったらどうしよう、大怪我させたらどうしようと、アワアワしていました。
でも、本当に助かりました。
そんな大層な、たまたま運が良かっただけと思われるかもしれませんが、わたしは、救っていただいたと信じています。
その節は、ありがとうございました。
今日もあなたが至福感に包まれますようにお祈りしております。
ありがとうございました。