車を運転するときは、「〜だろう」ではなく、「〜かもしれない」と考えて運転しましょうと言われますよね。
『人が飛び出してこないだろう』ではなく、『飛び出してくるかもしれない』という意識でいた方が、事故を起こす確率が減るというものです。
この考え方って、車だけではなく、人と人との間のことでもそういう風に考えると、人間関係も良好になっていくのではないでしょうか。
他人も自分と同じ?
人って、どうしても自分中心に考えてしまうことがあると思います。
他人に対して、これくらいできて当たり前、これくらい理解できて当たり前などと、どうしても自分を基準に考えてしまうんですね。
でも、人それぞれ違って当然だし、逆に他人にできて自分にできないこともあると思います。そう考えると、自分を基準に他人を見るというのは、ちょっとズレているということがわかると思います。
と言いつつ、わたしもよく自分基準で、他人と接していた過去があります。
自分ができることを他人ができないと、『なんでできないの?』とその人に対して、こんなこともできないのかと、見下す態度をとることがありました。
反省しています。
「〜かもしれない」
相手に対して、『〜だろう』という意識があると、確認することもせず、言わなくてもわかっているはずと考えてしまうんです。
でも相手には、ほぼこちらの気持ちなんて伝わっていません。
『わかるだろう』
『わかってくれているだろう』
『わざわざ言わなくて大丈夫だろう』
などと、こちらが『〜だろう』と思っている限り、的確な意思疎通はできていないと言えます。
そうです。こちらが勝手に思い込んでいるだけで、相手には伝わっていません。
車の運転と同じで、
『わかっていないかもしれない』
『伝えておかないといけないかもしれない』
『確認した方がいいかもしれない』
と、『〜だろう』から『〜かもしれない』意識に切り替える必要があります。
結局は『ことば』
自分基準で他人を見てしまうから、これくらいわかるだろう、わかってくれているだろうと判断してしまうわけです。
少しでも不安な点や、当然わかっているだろうと思っていることでも、確認は必ず必要だと思っています。
自己判断でいちいち言わないくてもわかっているはずと思っていると、わざわざ相手に確認するなんてめんどくさいし、大丈夫だと自分に言い聞かせてしまうんです。
その確認を怠ったばっかりに、あとでよくトラブルになったりします。
相手がわかっていると思っていたと言い訳しても、後の祭りです。
相手には、きちんとことばで伝えないと、こちらの意思は伝わらないです。
勝手な思い込みで、相手のことを判断するのは、間違いの元です。
相手に伝える
自分の考え、想いって、他人からしてみたらわからないですよね。逆も然り。
だから、きちんと伝えないと、伝わらないわけです。
他人はあくまで、他人です。自分とは違うんです。考え方も、思いも。
同じ空間にいても、同じ作業をしているとしても、見ている景色、考えてることは違うはずです。
だから、自分が思っていることをわかってもらうには、確実に相手に伝えないとわからないわけです。
『それぐらい察しろよ』とか、『いちいち言わなくてもわかるだろ』とか、そんな考えでは、いい人間関係を築くのは難しいかもしれません。
他人に自分の考え、思いをわかってもらうには、きちんと相手にわかるように伝えないといけないんです。
まとめ
- 自分が基準?
- 『〜かもしれない意識』
- ことばで伝える
- 言わないとわからない
過去のわたしは、ちょっと確認すればいいだけなのに、わかっているだろうと思って、というか相手に確認するのがただめどくさいと思うのが大きかったんです。そして、そのまま相手に伝えないままのことが多くありました。
それで、のちにトラブルとなって、会社員だった頃、上司によく怒られていました。
相手に言うのがめんどくさいし、これくらいわかってくれているだろうから、大丈夫だろうと、勝手に自分の中でストーリーを作って、納得させていたんです。でも結局、相手にはきちんと理解されていないことがほとんどでしたね。
相手に確認すればいいだけなんですがね。それがめんどくさかったんです。
なかなかのダメダメ社員だったと思います。
でもその時の上司は、こんなわたしでも諦めずに根気よく、見捨てずに指導してくれていました。感謝ですね。
相手には、言葉で伝えないとこちらの想いは伝わらないですから、わたしみたいにめんどくさがらずに、トラブルを避ける意味でも、きちんと言葉で伝えましょうね。
今日もあなたが至福感に包まれますようにお祈りしております。
ありがとうございました。