至福

魅惑の工具の世界はバイクに興味を持つことで突然目の前に現われた!

わたしは、小さい頃からなんでもいじるのが好きでした。

手先も器用な方だと思っています。プラモデルなんかもよく作っていた記憶があります。そのため、バイクに興味を持ってから、すぐに工具に目がいきました。


メンテナンスが必要ですからね。

 

興味を持ったものを、何も知らない状態から、いろいろ調べて知識が増えていく時が一番楽しい時なんですよね。

工具のメーカー、工具の種類、バイクをいじるのにどの工具が必要なのか?


そんなことを考えてる時間が、なんとも言えなく満たされた時で、時間があっという間に過ぎていくんです。

まずはKTC(京都機械工具株式会社)

一番最初に買った工具は、確か8分の3インチの差し込み角のラチェットハンドルだったと思います。


工具にはなんとなく興味を持ち始めたものの、果たして工具ってどこで売ってるんだろう?とそういうレベルだったんです。

バイクの部品屋さんに行った時に見つけて、これかなあ、多分こういう形してたし、と全然自信がない状態で、買ったのを覚えています。

 

それが、KTC(京都機械工具)のラチェットハンドルでした。

 

メーカーもわからず、ただその店にあったなんとなく本で見たことあるような形ものを選んだんです。よくそんな状態で買ったなと今となっては思います(笑)。


それから、KTCというのは、 京都機械工具株式会社といって、日本で最大の工具メーカーだということを知ったんです。


日本で最大なら、まず間違いはないだろうと、その後、ソケットやメガネ、スパナなどの一般的な工具を少しずつ、すべてKTCを選んで買っていきました。

ミラーツールに魅せられて

そのうち、工具の知識も増えていき、KTCの工具でも、ミラーツールというピカピカのツールがあることを知るんです。


なんとも美しいそのツールに一目惚れして、どうしても手に入れてくなったんです。

8分の3インチのセットとコンビネーションレンチを揃えました。


今はこのミラーツールが進化して、nepros(ネプロス)というブランドに変わっています。


そのネプロスのラチェットハンドルです。

 

ネプロスもめちゃくちゃ、かっこいいですね。惚れ惚れします。

使わなくても、所有したい気持ちにさせられますね、工具って。


そんなこんなで、徐々に手持ちの工具が増えていきました。

舶来工具の虜に

工具は日本製のみではなく、もちろん外国製の舶来工具もあります。


日本製にはない、デザイン、輝きなどの個性が、メーカー毎になり、どんどん引きずりこまれていきました。

その中でも、やはりアメリカの工具のsnap-on(スナップオン)が一番気に入りました。

何と言っても美しい。


工具の中でも、一番好きなコンビネーションレンチです。

 

いつかは手に入れたいと思うようになりました。

スナップオンは鏡面仕上げですが、梨地仕上げで気になったのは、ドイツのメーカーのHAZET(ハゼット)です。


そのハゼットのコンビネーションレンチです。

 

工具って、見た目も大事だと思うんです。


たかがボルトを外したり、つけたりするだけのものと考えればそれまでですが、それだけではなく、美しさ、かっこよさ、所有する喜びを感じるものを使いたいと思うんです。

これは、工具に限らず、バイクでもなんでもそうだと思うんですが、それを満たしてくれる一番が、スナップオンだったというわけなんです。

憧れのスナップオン

スナップオン に惚れて、どうしても欲しいと考えていました。


そんな時に、アメリカのロサンゼルスに旅行に行かないかと誘われたことがあったんです。20代前半の時です。


スナップオンの本場アメリカ。


日本でのスナップオンの価格はべらぼうに高いんです。

アメリカなら日本ほど高くはないだろうし、旅行ついでに手に入れらるかもと、その旅行に行くことにしたんです。


現地のガイドの人にスナップオンの工具の話をすると、ホームセンターのようなところに連れて行かれたんです。

スナップオンはバンセリングといって、バンに工具を積んで売りあるくスタイルなので、店にはおていないはずだけどなあと思いながら、店員に聞いてもやはりないと言われました。


ガイドの人になかったと伝えると、スナップオンに電話してくれて、直接スナップオンの工場に連れて行ってくれたんです。

受付みたいなところで、「何が欲しいんだ?」って、聞かれて欲しいものを伝えたら、バンまで案内してくれて、あの夢のような一面スナップオンだらけのバンの中に案内されたんです。

バンの中には、割と若い感じで気さくなお兄さんがいて、欲しいものを伝えて用意してもらいました。


しかし、わたしが欲しいリストの中の、8分の3インチのプッシュボタン式のラチェットがなかったんです。


そしたらそのお兄さんは少し考えて、「OK!」と言って、通常のラチェットハンドルをばらして、プッシュ式に変更してくれたんです。


「何に使うんだい?」と聞かれたので、「趣味です。」って答えたら、「いい趣味だね!」って喜んでくれました。


トラベラーズチェックで支払いをして、夢の抱いていたスナップオンを、本場のアメリカで手に入れることができたんです。


価格はおそらく、日本の買うよりは、半額程度で済んだと思います。

大満足で、スナップオンのバンを後にしました。


もうこれで、旅の目的はほぼ終わった感じでしたね(笑)


スナップオンのオーソドックスなラチェットハンドル(ギア数80)

最近の気になる工具

今一番気になっているのは、KTCのnepros(ネプロス)です。


ネプロスの工具セットです。

 

スナップオンを彷彿させるフォルム、日本製の安心感。

ネックは、スナップオン同様、高い価格ですかね。


あとは、ソケットレンチ専門メーカーである、山下工業研究所のKo-ken(コーケン)のZ-EAL(ジール)も気になってます。

 
コーケン (ジール)のソケットセットです。

日本製の工具は、信頼性は抜群で、細部の仕上げもさすがだと思います。

でも、見た目やデザインがイマイチなところがマイナス点でしょうかね。


スナップオンなんかは、細部は結構雑な仕上げですしね。


その点、ネプロスは最高だと思います。ネプロス欲しいですね。

ソケットに関しては、やはり専門のコーケンも気になるところですね。


工具って、使ってなんぼなんでしょうけど、使わなくても所有しているだけで、満足なところがあるんですよね。

気になるものは、全部手に入れたくなります。手元に置いて眺めているだけでも、なんとも言えない気分になるものです。


日本製だけではなく、王者スナップオンも気になるし、今後も工具に関しては、ワクワク感が収まることはなさそうです。

まとめ

  • 初めての工具
  • 美しい輝き
  • 舶来工具の魅力
  • 王者スナップオン
  • 気になる工具は


工具の世界は、はまりこむと抜け出せなくなるくらい、ちょっとヤバい気がします。欲しいものが、どんどん増えていくんですよ。


たかが工具、されど工具。


使えればいいと割り切れない、何とも言えない魅力に満ち溢れてるんです。手に入れたい、所有したいという欲求が湧き出てくるというか、そんな気持ちにさせられるんです。


ほんと不思議なものですね、工具って。


今後も、工具からは離れられないだろうし、それならとことん楽しんでいこうと思っております。



今日もあなたが至福感に包まれますようにお祈りしております。
ありがとうございました。

-至福