死というものを考えるととても怖かったんです。
生きてる人が経験できないものだから、本当のことはわからないですからね。
よく臨死体験した人の話を耳にしますが、それでも、途中までで戻ってきた話ですからね。
完全に死んだわけではないですし、考えれば考えるほど、どんどん恐怖心が湧いてきていました。
死は怖いもの?
死について考えたことはありますか?
わたしは、死について考えることは、とても怖かったです。
もし死んだら、どうなってしまうのだろう?
死んでも肉体がなくなるだけで、意識はあるのだろうか?
つらい思いで死んでしまったら、そのつらい思いのままなのだろうか?
考えれば考えるほど、答えはわからないし、いつも怖くなるので、なるべく考えないようにしていました。
わからないことをいくら考えても、時間が過ぎるだけで、答えなんて出て来ません。でもいつか必ず死は経験するものですし、やはり興味があるんですね。
それで、ふとした瞬間に考えたりしてしまうんです。
人は必ず死ぬ
人に限らず、動物も、植物も、命あるもの必ず死は訪れます。
それがいつなのかは、わかりません。
普段生活をしていると、日々の生活が精一杯で、自分がいつ死ぬのかなんて、あまり考えないと思うんです。いつかは死ぬだろうけど、まだまだ先だって思ってる人も多いのはないでしょうか。
生きてる時間は永遠ではありません。そうです、時間は有限です。
無駄に過ごしてる場合ではないです。
そう考えると、いつか命尽きるその時まで、精一杯生きたいと思えるんです。
同僚の死
以前勤めていた職場は、金属を加工する工場でした。
わたしはその日、夜勤のため夜からの出勤だったんです。
会社へ向かう道中、救急車とすれ違いました。なんとなく、胸騒ぎを覚えました。
会社に着くと、なんか普段と違う雰囲気を感じました。
やはり、先ほどすれ違った救急車は同僚が乗っていたんです。
同僚は、その日の仕事を終え、金属を加工した後の、機械の刃物周りの掃除をしていたんだそう。そして、回転している刃物に上着が触れ、巻き込まれたそうなんです。
異変に気付き、周りにいた人も救助に当たったそうなんですが、上着が雑巾を絞ったようにガチガチに固まって、それを外すのに手間取ったらしいんです。
その同僚は、残念ながら目覚めることはありませんでした。
実はその同僚とは、ちょっとしたことで、喧嘩別れのような状態だったんです。
まさか、こんなことが起きるなんて、夢にも思っていなかったですし、しばらくは複雑な心境でした。
自分が勤めている会社で、それも同じ職場で働いている同僚の、突然の死。
いつ、何が起こるわからないと、改めて感じた出来事でした。
今この瞬間
その後は、自分自身が生きるのに精一杯でした。
家庭内不和、借金問題、不安定な精神状態、生き甲斐のなさ、離婚、退職、引っ越しなど、日々の生活でいっぱいいっぱいでした。
先のことは不透明で、まずは目先の生活をどうするかしか、頭になかったです。まだまだ、わたしなんか不遇というにはしょぼい経験しかしていませんが、この経験も貴重な財産ですから、今後の人生にとって必要なものだと考えています。
『一期一会』と言いますか、今のこの瞬間は二度とは戻ってはこないですし、今日のこの人との出会いも、人生で最後かもしれないです。
そう考えると、いつ死んでもいいように、今この瞬間を悔いなく生きれば、死というものは、自分にとっていいタイミングで迎えに来てくれるものだと思っています。
あの世の仕組みがわかりやすく、面白おかしく描かれています。
まとめ
- 怖い死
- 死は必ず訪れる
- 身近な人の死
- 今を生きる
わたしにも、臨死体験した友人がいます。子宮外妊娠で緊急手術中に体験したそうです。
その友人は、暗くどんよりとした世界にいて、向こう側は華やかなきらびやかな世界だったんだそう。
目の前には川(三途の川?)があり、向こう側には、先に亡くなっているおばあちゃんの姿が見えたんだそうです。
それで、おばあちゃんの方へ行こうとすると、そのおばあちゃんが、手でシッシッとあっちへ行け、戻れという合図をしていたそうです。
その時友人は20歳。まだこっちに来るには早すぎると、おばあちゃんが教えてくれたんだと言っています。そのおかげで戻ってこれたんだと。
三途の川とか、お花畑があるとかはよく聞きますが、実際に体験した人が身近にいると、本当なんだなと思いますね。
まあ、いずれ行く世界ですし、それまでは今のこの世界で、精一杯生きたいと思っています。
今日もあなたが至福感に包まれますようにお祈りしております。
ありがとうございました。